日本医療法人協会副会長の太田圭洋氏は、2024年度診療報酬改定による入院・外来関係の影響調査が公表された6月18日の中医協総会で、「機能分化と連携推進を目的に、様々な改定が行われたが、今回の調査結果を見ると意図した結果が十分に出ていないと思われる内容も多かったと思う。人員配置を要件とした点数の設定が現行診療報酬には多いことが一因だろう」との受け止めを示した。

日本医師会など医療関係団体や日本郵便などで組織する「公益的なオンライン診療を推進する協議会」が発足、6月18日に第1回会議を開催した。「公益的」という言葉に込めたのは、医療機関のほか、郵便局等でのオンライン診療を、関係団体と連携して進めることを想定しているため。今後、地域や手法等に応じた利点や課題、総合的な活用の在り方等について検討・把握し、地域の実情を踏まえて連携・実行していくことを目指す。

日本医師会会長の松本吉郎氏は6月18日、「骨太の方針2025」の閣議決定を受けて会見し、社会保障関係費に関する記載について、「歳出改革の中での引き算ではなく、物価・賃金対応分を加算するという足し算の論理となったことが非常に重要なポイント」と評価した。2026年度診療報酬改定に向けた年末の予算編成の議論に期待ができる書きぶりになったと受け止めた。

【編集部より】 本シリーズでは、工野俊樹先生（米Massachusetts General Hospital/Harvard Medical School）が聞き手となり、第一線で活躍する若手の先生に最近投稿・掲載された論文や留学、現在の診療・研究活動についてインタビューする模様を動画と記事で紹介します。

2024年度診療報酬改定の影響を評価するために実施された医師の負担軽減や外来医療に関する調査の結果が、6月18日の中医協総会で報告された。医師が勤務状況の改善を求める割合は診療科ごとにバラツキがある一方で、急性期一般入院基本料等と算定する病院の79％は医師が不足している診療科でも給与額を変えていないと答えた。手当をつけていても月額10万円未満が大半だった。生活習慣病管理料については、療養計画書など ...

2016年、日本で初めてとなるAcute Care Surgery講座が島根大学医学部に開設されました。Acute Care Surgeryとは、外傷外科と救急外科、外科的集中治療の3つを横断的に担う新たな外科領域の概念。それを牽引したのが、同講座の初代教授となった外傷外科のプロフェッショナル・渡部広明先生（島根大学医学部附属病院高度外傷センター長）です。大学別リレー・島根大学OBの4人目としてお ...

まるで「反復往復横跳び」のようだった…という3人の男の子を育てる日々。医師同士婚でワンオペ育児を余儀なくされるなか、仕事との両立に四苦八苦しつつ、伊藤先生は新たな勤務地に赴任します。各大学の卒業生をインタビューでつなぐ本企画、杏林大学リレー・伊藤路奈先生編の第3回は久我山病院に異動して以降のお話。上司のある言葉が、先生にとっての大きな指針になったそうです。

大型商業施設内にテナント開業した「がんこクリニック ららぽーと福岡」。小児科、内科、整形外科を標榜し、年末年始以外は休まずに診療しています。開院2年後の2024年から院長を務めるのは小児科医の坂口恭平先生。クリニックの特徴や、院長に就任した経緯などについて伺いました。

サンデー毎日の「国公立大医学部医学科合格者数ランキング」（4月27日号）では毎年愛知県の東海が1位ですが、同じ愛知県に5位に迫ってきた学校があります。それが滝中学校・高等学校（通称・滝）です。トップの背中を追いながら数々のプランを実践し、「巻き返す」をキーワードに努力し続けてきたこの学校も2026年に創立100年を迎えます。歴史がありながら新しい躍進もある滝に入学するには？　今回は滝への中学受験や ...

意識調査「デパート、どのくらい利用しますか？」Vol.2では、外商サービスの利用状況と満足度、そしてコロナ禍で利用が広がったデパート運営のオンラインストアの体験談をお伝えします。外商を利用している方の割合は？　その満足度は？　また、通販を使いこなしている方の満足度は？　未体験の先生方は、ぜひ今後の参考になさってください。

B水準対象の医師であれば全ての勤務先の時間外労働時間を合わせて年1860時間まで、連携B水準対象の医師であれば主たる勤務先と外勤先それぞれ年960時間まで、A水準対象の医師ならば全ての勤務先の時間外労働時間を合わせて年960時間までに抑えなければならない。そのために外勤先の数を減らした医師は4.8％、勤務時間を減らした医師は6.3％で、多くの医師が外勤先や時間を減らさずに働いていた。外勤の機会が他 ...

食料品や生活用品の値上げに加え、ガソリン代や電車賃といった交通費などにも物価高騰の波は大きな影響を及ぼしています。今回マンガに登場する若手医師も、日々節約を意識して過ごしている模様。コンビニスイーツを我慢して、交通費を節約して…といった過ごし方をしていたら、思わぬ恩恵が得られたようで…？