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80年代初頭からワールド・ミュージック関係の文章を書き始め、90年代には民俗音楽配給のライス・レコードを立ち上げた著者が満を持して書き下ろしたブラジル音楽の通史。コック稼業の傍ら頻繁にブラジルに通い、遂には現地の古老サンバ音楽家たちを集めてアルバムを ...
パンク・ポップのレジェンドが自身の経験や内省的なストーリーを綴り、パーソナルな内容を通じてみずからをポップ・パンクの先駆者に位置付けんとする9作目。トミー・イングリッシュをプロデュースに迎え、アヴリル・ラヴィーンをフィーチャーした“77”のほか、ジョ ...
アヴァンギャルドで強烈な作風のケン・ラッセル監督が、偉大な作曲家チャイコフスキーの生涯をどぎつく描いた伝記映画。VHSでしか見られなかった代表作がついにDVDとBRDで発売。母の惨い死のトラウマを抱え、同性愛衝動を抑え込みながらも妻となる女性と結婚をするが、その愛情に応えられない彼は肥大する苦悩に精神を蝕まれていく。詳細は文字にすると過激なので書けませんが、シーンのキーワードだけ挙げると中盤以降の ...
Billboard JAPANが2025年の上半期チャートの受賞楽曲・アーティストを発表した(集計期間:2024年11月25日~2025年5月25日/Global Japan Songs Excl.
世界的なDJ/プロデューサーとして時代を席巻し、2018年にこの世を去ってから7年。アヴィーチーの軌跡を辿るベスト・アルバム『Avicii Forever』が登場した。“Levels”(2011年)や“Wake Me Up”(2013年)を筆頭にキャリアを象徴するヒット・チューンがアルバム未収録曲も含めて満載され、エクスクルーシヴな新曲としてエル・キングをフィーチャーした“Let’s Ride ...
――そのデビュー作『ファイヴ・ダンス』(2022年)を録音した新宿ピットインのライヴは見ています。王道のジャズ流儀がフレッシュに舞う実演を見て、完成度と覇気がハンパないと感じ入るとともに、やはりジャズはライヴ・ミュージックだよなと実感もしました。
クエック(Quyech) は、ソングライター/プロデューサーのドゥック・グエン(Duc ...
2000年の結成から今年で25年、出会いや別れなど多くの出来事を経てもなおART-SCHOOLというバンドが鳴らし続けてきたのは、〈曖昧さ〉を肯定する音楽だった。鋭利であると同時に脆く、残酷でありながらどこまでも美しい。周年を迎えての初リリースとなる ...
90年代のオルタナ勢にも大きな影響を及ぼしていくバンドが、トミー・アーデライ(トミー・ラモーン)のプロデュースでメジャー・デビューを果たした85年作。こちらは2023年の4CDセット〈Let It Bl ...
昨年からじわじわとその名を広めてきた北海道発ギターレス4人組バンドによる初のフル・アルバム。配信で発表してきたアンニュイなトーンの楽曲群も心地良いが、麗らかなサウンドとシンガロングを響かせる“春巡り、” ...
ブクステフーデの傑作を作品ゆかりのスウェーデンの気鋭の古楽アンサンブルが録音。ブックレットにはアンサンブル結成時から特別な作品であったことが述べられているので、まさに満を持してのリリースであろう。基本的に各パート一人の編成ながら、部分的に二人に増やす ...