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2型糖尿病および肥満の治療薬であるGLP-1RAは胃排出遅延作用を有しており、これが血糖上昇抑制や食欲低下に部分的に関与していると考えられている。しかし一方でこの作用は、理論的にはGERDのリスクとなり得る。とはいえ、GLP-1RAの処方とGERDと ...
高齢化が進む中、高齢腎不全患者における透析医療のあり方が問われている。特に腹膜透析(PD)は、生活の質や身体的負担などの面で高齢者に適した治療選択肢といえるが、国内の普及率は依然として低い。済生会横浜市東部病院腎臓内科の鯉渕清人氏は、高齢腎不全患者に ...
単一遺伝子異常による内分泌代謝疾患 ―隠れたサインを見逃すな―2025年7・8月号(3巻4号)の特集は、単一遺伝子異常による内分泌代謝疾患についてご執筆いただきました。日常の診療の一助といただけますと幸いです。 (扉)特集にあたって野田光彦/国際医療福祉大学 市川病院 教授(糖尿 ...
CSII(Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは持続皮下インスリン注入療法で、インスリンポンプ療法(insulin pump therapy)とも呼ばれており、腹部や臀部の皮下組織に入れたチューブ(カニューレ)から基礎インスリンおよび、食事毎に追加インスリン ...
はじめに 糖尿病患者の血糖コントロール目標は、これまでHbA1cがスタンダードな指標として用いられてきました。実際に、日本糖尿病学会(JDS)ではHbA1cの目標値を定めており、合併症予防のための目標についてはHbA1c7.0%未満としています。同様に、国際小児・思春期糖尿病学会 ...
ケトン体はSGLT2阻害薬の腎臓保護メカニズムの⼀端を担っている これまで糖尿病患者の急性合併症として知られているケトアシドーシスの原因物質としてネガティブなイメージが根付いていたケトン体に、糖尿病による臓器障害を予防しうる秘めたる⼒があるという、糖尿病治療におけるケトン ...
対 象 医師・看護師・栄養士・薬剤師・その他のメディカルスタッフ 参加費 事前振込 2,500円、当日支払 3,000円 取得単位 ① KLCDE(神奈川糖尿病療養指導士)認定・更新のための研修会(10 単位) ② JADEC(日本糖尿病協会)糖尿病認定医(歯科医師登録医)取得のための講習会 ③ 日本糖尿病療養 ...
テプリズマブの第2相臨床試験の分析結果が追加され、テプリズマブ群では1型糖尿病の発症をさらに遅らせることが報告された。 第80回米国糖尿病学会(ADA2020) 1型糖尿病患者に希望インスリン依存に至る期間がさらに1年延長 ...
はじめに 今回はインクレチン関連薬の一つGLP-1受容体作動薬です。 人体におけるGLP-1は重要な生体ホルモンです。GLP-1は食事による血糖上昇に応じて、膵β細胞のインスリン分泌を促進する一方、血糖上昇作用のあるグルカゴン分泌を抑制します。また胃内容物排出を遅くし、かつ中枢性 ...
糖尿病患者数は328.9万人、高血圧患者数が993.7万人 調査結果によると、「糖尿病」の患者数は328万9,000人 (男性184万8,000人、女性144万2,000人)となり、前回 (2014年)調査の316万6,000人から12万3,000人増えて、過去最高となった。